第7話 元うどん屋の厨房と元自転車屋の間口を兼ね備えた寺之内通の店舗


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京都は上京区、車通りの多い堀川通から寺之内通を東に入ると、

茶人が残した文化が色濃く残る閑静な地域が現れます。

お寺や茶道具の骨董のお店、和菓子屋さんなどが並び、

少し進むと静かな住宅街となります。

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寺之内通と小川通が交わる角にあるこのお店は

以前は自転車屋さんその前はうどん屋さんとして

切り盛りされていました。

町家の面構えと赤いお店用のテントがなんとも素敵な建物です。

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1階は以前は自転車が並べられていたであろう土間があり、

お店としてはとても使い勝手が良さそうなスペースとなっています。

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奥にはうどん屋さんをしていた時の面影が残るキッチンがあります。

キッチンスペースは床排水があり、飲食許可を取るにはぴったりの条件が整っています。

今となっては貴重なモルタルのシンクです。

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2階に上がると12畳半の和室となっていて、窓からは

お寺や近所の幼稚園を一望できます。

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骨組みはしっかりした建物なのでお店としての改装◎です。


軽飲食や物販のショップを併設した飲食店にオススメです。

(2015.12.5 追記:家主の意向で、飲食の場合、夕方までのみの営業可とのことです。)

こんな人にオススメ上京区で場所を構えたい人
飲食と物販の組み合わせで小商いしたい人
建物の詳細角地にある軽飲食向け店舗
間取り1階 土間15㎡+キッチン
2階 12畳半和室
広さ45㎡
初期費用(うち返金)敷金7.5万円/礼金7.5万円
月使用料6万円+税
所在地上京区
DIYレベル★★★☆☆

(ライター:扇沢

(休止中)第3話 ガチで規模化を考えている人へ


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<家守について>

家主から預かったおうちを大切に使ってくれる借り手の面倒を見る人を、

江戸時代では家守と呼んでいました。

家守はまちの運営自体にも関わっていたと言われているのですが、

今も変わらず家主のこともまちのことも大切にされている管理人さんがいらっしゃいます。

今回ご紹介する商店の羽田さんもそのお一人です。

 

「大家さんも人だし、借りるのも人 案内時は絶対立ち会う」

そう言ってくださる羽田さんだからこそ、初めて会う借り手さんにも

愛情を持って「本気でやらなければ事業は難しい」と言ってくださいます。

 

<まちについて>

昭和初期の地図で見ると、ものの見事に商店でいっぱいです。

平安時代に京都の中心を走っていた千本通は、その後も西陣織りの事業者たちに支えられてきました。

今出川通より南は、今でいう新京極通くらいのイメージだったかと思います。

今回の商店はそれより北側に位置しますが、それでも昭和初期にあった商店もいくつか残っていて、

今でも「まち」で買い物をしてくださるご近所さんや、

車で遥々買いにこられるお客さんがいらっしゃいます。

主に手土産品や、家で少量楽しむタイプの商品を売っているお店が流行っているように思います。

 

<商店について>

そういう意味では、前のちりめん屋さんはぴったりのお店だったと思うのですが、

3年運営されたのち、上七軒の方に引っ越されたとのことです。

観光客の方を対象にしていらっしゃったのと、

よりぴったりの商店がみつかったためだと思うのですが、

こちらの商店は、初めてお店をやられる方にはかなりハードルが高いと思います。

立地、内装の面白さや手のかかり具合のことを思うと納得の使用料になっているので

そこにお金を払ってもいいと思われる方におすすめしたい商店です。

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電気屋さん→貸家→お好み焼き屋さん→歯医者さん→ちりめん屋さんという

歴史を持ったこの商店。内装一つ一つに物語が詰まっています。

一階店舗スペースには、歯医者さん時代の受付とちりめん屋さん時代の釜とがあるのですが、

千と○尋の神隠しの湯屋を改装ほやほやにしたら、といった出で立ちをしています。

奥のスペースには、お風呂とは別に謎のシャワールームが…。

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と見せかけて、こちらはガチの厨房スペースになります。

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2階にはもちろん(?)レントゲン室もあります。

さらにの梯子を上ると、屋根裏部屋も…。

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2階には居住スペースも2部屋あり、キッチンもついています。

商店の歴史を感じながら、新しいお店とおうちの物語を紡いでいってください。

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こんな人にオススメかなりガチな機材を投入し、お客さんを店内に招き入れる形式のビジネスをされたい方。
建物の詳細変わった作りになっていますが、キッチン・エアコンなどの機材投資以外必要ないくらい整っています。
間取り図をチェック!
広さ100㎡
初期費用(うち返金)応相談
月使用料応相談
所在地上京区
DIYレベル☆☆☆☆☆

(ライター:中谷、めい

祝!第2話 居職にぴったりの元お茶屋さん


こちらの家主さんは、モンゴルパン屋さんと素敵なマッチングが完了しました!

 

<家主について>

各年代で尊敬する人がめいにもいるのですが、

弊社代表が「こんなオーラのおじいちゃんになりたい」と言ってやまないのが、

こちらのおうちの家主 西村さんです。

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実際には、めいがお任せいただいている商店(おうち)になるため、

なかなか西村さんに会ってもらえる機会はないのですが、

私たちも自ずと家主を投影した心で対話することとなります。

 

<まちのこと>

神楽坂という、吉田山に通じる地元では有名な山道に面しているのですが、人通りは多くありません。

地元の人が買いに来られることで回っていた兼業的なお店だったのではないか、と西村さんは言います。

近くにはお肉屋さん、お魚屋さん、タバコ屋さん、金物屋さん、畳屋さんと、

昔ならではのお店がぽつぽつとあり、

西に1分ほど歩くと、京大生が多く通る という食堂街に出ます。

 

 

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<おうちのこと>

西村さんが預かられる前は数十年間おばあさんが住みながらお茶屋さんをされていたとのこと。

小さいですが、キッチン、お風呂、トイレもあります。

何より、部屋が3室もあり、土間がとても大きいです。

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だいぶボロボロだから、大工さんなどが入居してくれるといいのでは、とのご意見をいただきましたが、

実際には、気合いのある入居者さんだったら、何屋さんでもやっていけそうだと思います。

そのくらい、家賃を安くしていただきました。

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工房やアトリエ利用もありだと思いますし、間取り的には上に住みたい方にぴったりです。

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(ライター:めい