(祝!)第25話 土間のある静かな空間 路地奥の職住一体向き建物


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京都市は上京区、二条城から伸びる大宮通を北に4分ほど歩いていくと、

丸太町通を越えたあたりで“一町目”という町内に行き当たります。

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実はこのあたりのエリアには”一町目”~”五町目”といった町名が複数あり、

安土桃山時代に上京区にあったとされる聚楽第の城下町である名残とされています。

特に大宮通に面した一町目を”大宮一町目町”と総称しているそうです。

(消化栓には一丁目町と記載されています。)

最近、二条城の北側は空き家をうまく使った商いが盛んになっているエリアでもあります。

京都物語商店でも同じ町内で、眼鏡職人さんと家主さんをマッチングすることができました!

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そんな大宮一町目町のとある路地を少し入ると、今回取材させていただいた職住一体の建物があります。

今回は、建物の企画や管理を担当している溝口さんにお話を伺うことができました。

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「以前は、お風呂を取り付ける職人さんの住居兼作業場だったこの建物は、

しばらくの間、空き家になっていました。

一時はマンションの計画も上がっていたのですが、家主さんや不動産屋さんの配慮で路地を残し、

住みながら小さなお店や工房を持てるように、入り口に土間をつくり、建具もお店仕様にすることで

職住一体の建物として綺麗に生まれ変わりました。」

溝口さんは以前、5人のアーティストさんが住まれてたおうちを企画施工されたことがあり、

掃除がしやすかったり、お客さんが靴のまま入って来やすい土間のある空間が、

お店やものづくりをする人の役に立てることに気づかれたそうです。


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1階は6畳の土間と奥に10畳LDKが広がっています。

改装したてのため、新しいシステムキッチンが入っていてとても使い勝手がよさそうです。

お風呂やトイレの水回り一式も新品なので綺麗好きの新規事業者さんに特におすすめです。

お店の扉とは別の入り口になっている扉を開くと2階への階段が現れます。


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2階には3畳・10畳の洋室と6畳の和室(写真では畳がまだ入っていませんが入居と同時に新調とのこと)

のお部屋があり、3〜4人で住むのに丁度よい間取りと広さになっています。

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裏庭も十分な広さがあり、屋根は無いですがこちらも何かの作業スペースとして使えそうです。

“暮らしながら商いや ものづくりをして欲しい”という家主さんと企画者溝口さんの心意気のつまったおうちです。

この環境にグッと来られた方、ぜひ一緒に見に行きましょう!

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こんな人にオススメ・6畳土間のものづくり・お店・事務所スペースが欲しい人
・綺麗好きな人
・子育てしながら在宅ワークしたい人
物件の詳細築1945年、木造2階建、85㎡、路地奥の職住一体、改装済み、3年契約
間取り土間6畳
LDK10畳
洋室10畳・3畳
和室6畳
お風呂/トイレ/洗面
裏庭付き
初期投資敷金 85,000円
礼金 85,000円
月使用料85,000円
所在地上京区
DIYレベル★☆☆☆☆

(ライター:扇沢